令和5年度秋田県児童・生徒木工工作コンクール
テーマ「広がろう・つながろ」
「木」は太古の昔より我々人間の生活と大きな関わりを持っています。
住宅資材や燃料としての用途だけでなく、数十年もの時間をかけて成長する中で二酸化炭素を吸収し、豊かな森林のある森からは美味しい水が育まれ、がっしりと樹木の根が張った森林は土砂災害を防止するなど様々な多面的な機能を発揮しています。また、森林は安らぎや癒しの効果を持つ空間でもあり、フィトンチッドと呼ばれる樹木からの揮発性物質は健康増進効果があると言われています。
昨今では世界規模でのSDGs推進や地球温暖化対策や環境保護などの持続可能な社会の現実に向け、様々な業界がこれまで以上に「木」に注目しています。技術開発も進み好況建築や商業施設、オフィスビルなど従来使用されていなかった箇所にも木材が使い始められ、身近に目にする機会が増えてきました。
私たち秋田県木材青壮年団体連合会では、子供たちの創造力を伸ばし木をもっと身近なものにしてもらいたいとの思いから、「つたえる」「つくる」「ひろげる」「まなぶ」の4つのテーマを次世代を担う子供たちをはじめ全ての人たちへ向けて掲げ、その活動の一つとして長年に渡って秋田県児童・生徒木工工作コンクールを開催しています。
審査のポイント
今年度のコンクールのテーマは『広がろう・つながろう』です。
新型コロナウイルスの制限は緩和されてきておりますが、学校での活動や友達との交流の機会には制限が続いています。また、インターネットや家庭用ゲーム機等の普及により地域の人との交流や自然と親しむ機会も以前より希薄になりつつあり、そのような中で子供たちに木と共に、友達や家族と一緒に楽しむという視点で、自由に表現してもらう事を目的としています。
木材には色・木目・節・皮・葉・枝など様々な部位や特徴があります。お友達、先生や家族で話し合う所から作品テーマを決めてもらいたいと思います。当然決まった答えはありません。「気付き」×「モノづくりの楽しさ」を実際に木材のどの部分を使って表現したかを審査会では評価して参ります。
コンクールを通して木材活用の輪が広がり、人と人・様々な思いがつながることを期待しています。
各学年に応じた技能や発想に留意し、下記の各項に基づき評価を致します。
○子供達が自らコミュニケーションを取りながら作品テーマを考え、
1.アイディアに独創性があるか
2.工作技術が優れているか
3.木や自然素材の良さが適材の部位で表現されているか
4.デザインが優れているか
5.熱意や想いが伝わるか
応募部門
第1部門 秋田県内の小学校低学年(1~4年の児童)の部
第2部門 秋田県内の小学校高学年(5,6年の児童)の部
第3部門 秋田県内の中学校(全生徒)の部
(各部門ごとに最優秀賞1点 優秀賞1点)
応募期間
令和5年7月14日(金)から令和5年11月15 日(水)まで
応募について
応募希望者が応募作品を指定のエントリーシートにて各自メールもしくは郵送で応募します。
※記入例に従って記入をお願いいたします。
お問合せ
秋田県木材青壮年団体連合会 会長 木村大騎
〒019-2601 秋田市河辺和田字和田37-9(株式会社木村建材店内)
※お問合せはメールかFAXにてお願いします。
メール akitamokusei@gmail.com
FAX 018-882-2543
個人情報の取り扱いについて
・公募に際しご提供いただいた個人情報は、「秋田県児童・生徒木工工作コンクール」の業務運営のみに使用させていただきます。
・入選作品は、当団体広報誌、一般紙、Webサイト等で学校名、氏名、学年を含めて公開する場合があります。
※この活動は秋田県水と緑の森づくり税を活用しています。